屋根の「カバー工法」と「葺き替え」どっちがいい?費用・メリット・デメリットを徹底比較
屋根のリフォーム方法で迷う「重ね葺き(カバー工法)」と「葺き替え」。それぞれの違い、費用差、メリット・デメリットを比較表で分かりやすく解説します。自宅の屋根にはどちらが適しているかの判断基準が分かります。
一目でわかる!比較表
| 項目 | カバー工法(重ね葺き) | 葺き替え(張り替え) |
|---|---|---|
| 費用 | 安い(80〜150万円) ※廃材処分費が少ない | 高い(100〜250万円) ※撤去・処分費がかかる |
| 工期 | 短い(5〜10日) | 長い(7〜14日) |
| 重量 | 重くなる(屋根が2重になる) | 軽くなる(最新の軽量素材へ) |
| 下地補修 | 野地板の補強は限定的 | 野地板の交換・補強が可能 |
| 雨漏り | 軽度なら対応可 | 重度(下地腐食)でも対応可 |
| おすすめ | 費用を抑えたい・下地が健全 | 下地が傷んでいる・耐震性重視 |
カバー工法(重ね葺き)とは
既存の屋根材を撤去せず、その上から防水シート(ルーフィング)と新しい屋根材を被せる工法です。
メリット
- 廃材が出ないため、費用が安く工期が短い。
- 屋根が2重になるため、断熱性・遮音性が向上する。
- アスベスト含有屋根でも、飛散させずに封じ込められる。
デメリット
- 屋根が重くなるため、耐震性がわずかに下がる(軽量金属屋根なら影響は小)。
- 下地(野地板)が腐っている場合は施工できない。
- 瓦屋根など、凹凸の大きい屋根には施工できない。
葺き替え(張り替え)とは
既存の屋根材をすべて撤去し、下地から新しいものに交換する工法です。
メリット
- 屋根の下地(野地板)から新品に交換できるため、屋根の寿命がリセットされる。
- 重い瓦から軽い金属屋根にすることで、耐震性が大幅に向上する。
- すでに雨漏りで下地が腐っている場合でも完全に直せる。
デメリット
- 撤去作業と廃材処分が必要なため、費用が高く工期が長い。
- 工事中の雨養生や、ホコリ・騒音への配慮が必要。
結論:どっちを選ぶべき?
- カバー工法がおすすめな人:
- できるだけ費用を抑えたい
- 工期を短くしたい(住みながら工事したい)
- 屋根の下地はまだしっかりしている(踏んでもフカフカしない)
- アスベスト入りのスレート屋根である
- 葺き替えがおすすめな人:
- すでに雨漏りしており、下地が腐っている可能性がある
- 瓦屋根から軽い屋根にして耐震性を上げたい
- 今後30年以上、安心して住み続けたい
- 一度リセットして、屋根を新品にしたい
