屋根修理の最終金額は工法(部分補修/塗装/カバー/葺き替え)、屋根材、面積・勾配、役物・下地の状態で決まります。このページは各工法の相場の基準値と、詳細解説ページへの導線をまとめた入口です。迷ったら「診断写真つきの現地調査 → 同条件で3社相見積もり → 保証の書面化」が近道。
工法別 相場の早見表
工法 | 費用相場 | 平米単価目安 | 工期 | 要点 |
---|---|---|---|---|
雨漏り部分補修 | 2万〜10万円 | ― | 即日〜1日 | 原因一点なら妥当。写真根拠を要請 |
屋根塗装 | 40万〜100万円 | 2,500〜4,500円/㎡ | 4〜7日 | 下地健全時のみ。縁切り・塗布量遵守 |
カバー工法 | 60万〜150万円 | 7,000〜12,000円/㎡ | 5〜10日 | 下地健全前提。通気層・棟換気を確認 |
葺き替え | 100万〜250万円 | 10,000〜18,000円/㎡ | 7〜14日 | 根本解決。野地板・ルーフィング仕様を明記 |
※足場費(10〜25万円前後)は別計上が一般的。外壁塗装と同時施工で足場共用すると節約できます。
価格が上下する主な要因
屋根材・仕様
- 金属(SGL/ガルバ)は軽量・高耐久
- スレートは普及材だが下地状態に左右
- 役物(棟・谷・雨押え)の数量・納まり
面積・形状・勾配
- 入母屋・谷が多いと役物と手間が増
- 急勾配は安全対策・人員増で割高
- 平米単価は手間係数で上下
地域・気候
- 都市部は人件費・足場費が高め
- 豪雪地は仕様強化、沿岸部は高耐食材
- 地域ごとの相場も参照
助成金・火災保険の考え方
- 自治体の耐震・省エネ枠で対象になる場合あり(地域ページで案内)。
- 台風・雹・積雪など自然災害起因の破損は火災保険が適用されることも。経年劣化は対象外。
- いずれも着工前申請が原則。発生日・被害写真・見積書・被害説明を準備。
よくある落とし穴と回避策
- 「一式見積」で仕様不明 → 製品名・数量・塗布量・重ね幅を明記させる
- 極端な値引き → 工事中の追加請求が定番。条件と上限額を契約書に
- 口頭保証 → 年数・範囲・免責を保証書で書面化
詳しくは:高額請求トラブルの回避法
FAQ
最初に何をすべき?
屋根上・小屋裏・外周の写真つき診断を依頼し、同条件の質問票で3社相見積もりを取るのが近道です。
塗装・カバー・葺き替えの選び方は?
下地健全なら塗装/表層劣化+局所不具合はカバー/下地腐朽・漏水多発・長期居住なら葺き替えが合理的です。
外壁塗装と同時にやるメリットは?
足場を共用でき20〜30万円規模の節約例が多く、工期短縮にもつながります。